西之門 純米大吟醸 ピンクラベル

少し前に入手した、『西之門 純米大吟醸 ピンクラベル』。 長野県は長野市、かの『善光寺』の外苑にある『西之門 よしのや』の一献です。

吟醸香はほのかに熟れたメロンの様相があり、飲み口は軽やかで甘いのですが、口に含んでいるとやがて苦味が生じてきます。 あら、これはこれは、温度の変化に敏感な質が見え隠れ。 冷たいままであれば心地良く飲み進められますが、意外にもこの苦味の印象が強く、後に残ってしまいます。 この苦味を愉しむには、今少し、人生に深みが足りないようです・・・・・・。

そういえば、こちらは使用されている酒米については非公開になっていますが、質問したところ、どうやら『美山錦』を使っているとのこと。 ラベルのピンクが、その目印なのだとか。 ともあれ、おかげさまで酸味もあって華やかな印象なのですが、純米大吟醸にしてはしっかりとした輪郭を感じるので、少し特異な印象を持ちました。

 

こちらの酒蔵を訪れるのは前年に続いて2度目。 日本酒や日本料理が世界的な注目を集めている今、長野県に住む唎酒師としては、県内の酒蔵のことは一層に幅広く知り、飲み、そして紹介をしていきたいですね♪


≪SAKE INFO.≫

NAME:西之門 純米大吟醸 ピンクラベル

BRAND:西之門

TYPE:純米大吟醸

MATERIALS:米・米麹

RICE VARIETY:長野県産美山錦

POLISHING RATIO:50%

ALCOHOL CONTENT:15°


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株式会社 よしのや

日本酒カクテル @ HOTEL BUENA VISTA

『ホテルブエナビスタ』で展開されていた日本酒カクテルを、少しプロデュースしていました。 ホテル内の11階、エグゼクティブラウンジでの期間限定で展開された『Fresa Enamorada ~恋する苺~』がそれで、期間としては2026年2月2日(月)~2月28日(土)に開催されていました。

今回は日本酒カクテルはエグゼクティブラウンジでのみの提供だったので、コンセプト作りから日本酒選びまで、しっかりと吟味しました。

 

今回は、『ホテルブエナビスタ』全体での『Strawberry Fair』に合わせての展開。 エグゼクティブラウンジでは、ティータイムにスイーツ類が並び、カクテルタイムに日本酒カクテルが提供されます。 甘酸っぱい苺を使用してのチャレンジでは、『岩波酒造 合資会社』の『1873-01 純米吟醸 しぼりたて』をベースに、ストロベリーソースを用いて、2種のカクテルを作成。

ひとつは、『Recuerdos ~若き日の想い出~』。 日本酒にストロベリーソースとカルピスを加え、甘さに満ちた日々の忘れえぬ恋をイメージしました。 もうひとつは、『Estirarse ~大人びた経験~』。 日本酒にストロベリーソースとトニックウォーターを加え、背伸びした甘酸っぱい恋をイメージしました。 いずれも、“家庭でもできる日本酒の愉しみ方の提案”というのを隠れたテーマにしているため、簡単に入手できる素材で構成しました。 特別感を演出しながらも、紐解くと自分でも作れてしまう。 日本酒の幅を拡げる一手でもあります。

よろしければ、感想等をお聞かせください♪


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HOTEL BUENA VISTA

岩波酒造 合資会社


≪PHOTO INFO.≫

CAMERA:Canon EOS R50V

LENS:RF-S14-30 IS STM PZ

FILTER:—

EDIT:Adobe Lightroom

大雪渓 純米吟醸 D 雄町

少し前に入手した、『大雪渓 純米吟醸 D 雄町』。 長野県は北安曇郡池田町にある『大雪渓酒造㈱』の一献で、長野県産の『雄町』を使用した日本酒です。

飲み口は柔らかく、明らかに甘いのですが、すぐにしっかりとした酸味が覆い被さってきます。 瑞々しく、爽やかで心地の良い一献に仕上がっていて、キレはコメの旨味に苦味が重なってくる。 このアルトなトーンで鼻に抜け、拡がりを感じさせるのは『雄町』であるが故でしょうか。 背伸びをせず地に足を付けながらも、目線はどこか脇を向いている。 そんなシャイな一面を覗かせる、フレッシュな味わいです。

そして、このところIWC(International Wine Challange)でも評価の高い酒蔵のひとつですが、この純米吟醸は2025年の純米吟醸酒部門のトロフィー受賞酒、つまり純米吟醸酒部門のチャンピオンです。 ちょうど受賞間もないタイミングで酒蔵の会長にお会いしたのですが、「それでもチャンピオン(チャンピオン・サケ)にはなれなかったので、まだまだです」と謙虚な一言。 いやはや、頭が下がります。

 

そう、長野県へ来てから、いくつかの酒蔵の方と繋がりもでき、おもしろい話や酒造りの難しさを伺う機会も出てきました。 日本酒や日本料理が世界的な注目を集めている今、唎酒師としては、自分の好みを追求するだけではなく、幅広く知り、飲み、そして紹介をしていきたいですね♪


≪SAKE INFO.≫

NAME:大雪渓 純米吟醸 D 雄町

BRAND:D(Drinkers’ Delight Daisekkei)

TYPE:純米吟醸

MATERIALS:米・米麹

RICE VARIETY:長野県産雄町

POLISHING RATIO:55%

ALCOHOL CONTENT:15°


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大雪渓酒造 株式会社

千徳 吟醸 はなかぐら

少し前に入手した、『千徳 吟醸 はなかぐら』。 宮崎県は延岡市にある『千徳酒造㈱』の一献で、宮崎県産の酒造好適米『はなかぐら』を使用した日本酒です。

吟醸香は程良く華やかで、わずかに酸を感じさせます。 飲み口自体はスッキリと軽やかで、低温でじっくりと醸されているために、クリアでフレッシュな味わいに仕上がっています。 醸造アルコールを添加しているものの癖は少ない印象ですが、キレはコメの旨味に苦味が重なってくるので、少し特徴的かもしれません。

そうそう、宮崎県に日本酒の酒蔵って、あまりピンときませんよね? 九州全体としても、日本酒よりも焼酎の印象が強いのですが、『千徳酒造㈱』は宮崎県唯一の清酒専門の酒蔵だそうです。 日本酒を醸造している酒蔵自体も県内に2蔵のみだそうで、極めて貴重な存在ですよね。

 

この日本酒、職場のイベントに絡めて触れることになったのですが、大変恐縮ながら、『はなかぐら』という酒造好適米の存在も初めて知りました。 日本酒や日本料理が世界的な注目を集めている今、唎酒師としてはやはり、小さくまとまることなく、幅広く紹介をしていきたいですね♪


≪SAKE INFO.≫

NAME:千徳 吟醸 はなかぐら

BRAND:千徳

TYPE:吟醸

MATERIALS:米・米麹・醸造アルコール

RICE VARIETY:宮崎県産はなかぐら

POLISHING RATIO:60%

ALCOHOL CONTENT:15°


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千徳酒造 株式会社

日本酒カクテル @ HOTEL BUENA VISTA

急遽のことでしたが、正月早々に『ホテルブエナビスタ』で日本酒カクテルを少し、プロデュースしていました。 ホテル内の11階、エグゼクティブラウンジでの期間限定で、2026年1月3日(土)~1月5日(月)に提供されていました。

いや、1種類だけなのです、今回は。 何せ、本当に急遽のことだったので・・・・・・。

 

今回のベースは、御神酒として振る舞った日本酒で、『岩波酒造 合資会社』の『岩波 上撰 本醸造』。 そこにダージリンティーと果汁100%の信州産リンゴジュースを重ねてみました。

名も付けずに出してしまいましたが・・・・・・名付けるなら『Alegria ~歓喜~』でしょうねぇ。 甘さの中にほのかな酸味があって、そこに本醸造ならではの爽やかな香りとコメの旨味が合わさる。 お試しいただいた方からは「スッキリして飲みやすい」とか「1泊延長した甲斐があった」とうれしいお言葉をいただきました。

そう、日本酒は良いんですよ♪


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HOTEL BUENA VISTA

岩波酒造 合資会社


≪PHOTO INFO.≫

CAMERA:Canon EOS R50V

LENS:RF-S14-30 IS STM PZ

FILTER:—

EDIT:Adobe Lightroom